41:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:57:40.14 ID:In/7zst70
短い安息の時間を楽しんでいると、扉から小さくノブが動く音がしてきた。
ノックがない。ということは監視役の到着というわけではなさそうだ。
うっすらと目を開け、ドアのほうを確認する。
するとそこには上下に並ぶ、二つの覗き込む瞳があった。
その瞳は好奇心にゆらゆらと揺れている。
二人か。たぶんさっき僕を見ていた子たちだろうな。
ただ見られているだけなら害はないか。放っておこう。
また僕は瞳を閉じ、安息の時間へもどろうとした。
すると扉の向こうからこそこそと話し声が聞こえてくる。
「寝てるぴょん?」
起きてるよ。
「多分〜」
起きてるって。
「いまなら近くに行っても大丈夫ぴょん!」
いや大丈夫じゃないよ。そして声デカいよ。
「だ、駄目だよ〜起きちゃったら大変だよ〜」
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