過去ログ - [艦これ]番頭さん
1- 20
466:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:38:59.47 ID:e3H/TfZi0

「……サイレン?」

文月「ま、また?」



肩を揺さぶられつつどうしたもんかと考えている内に、再び鎮守府にサイレンが鳴り響いた。

続いて工廠に取り付けられた拡声器から提督の声が響く。


『各員へ。至急ドックへと集合せよ。詳細はその時に話す』


また戦闘か、心の中で溜息を吐く。しかしいくら嫌だと言っても来るものは来るんだ。どうこう考えても意味は無い。

ちらりと背中の二人に視線を向ける。

文月ちゃんは不安なのか顔を伏せ、卯月ちゃんは……曖昧な顔をしていた。

今まで卯月ちゃんは『弥生ちゃん』の復讐の為に銃を握ってきた。自ら進んで敵を討ってきた。

だけど彼女は今の弥生ちゃんを『弥生ちゃん』と認め、向き合う事を決めた。……決めさせた。

もう彼女が進んで銃を持つ理由がなくなったのだ。

今まで自分を突き動かしてきた衝動の消失。その理由を自覚しているのか解らないが、きっとその喪失感とも言える違和感に彼女は襲われている。

だからこその曖昧な表情なんだろう。


『それと……番頭。お前もドックへ来い。以上だ」

文月「……ばんとーさんも?」


文月ちゃんは僕の名前が呼ばれたことに不思議がっている。

僕も文月ちゃんに同意見だ。僕は非戦闘員、呼ばれたところで戦闘は出来ないんだけど……。

まぁ呼ばれた以上は行くしかない。特攻でもしろと言うなら喜んでやってやろう。まぁそんなことは無いだろうけど。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice