468:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:43:11.72 ID:e3H/TfZi0
卯月「そうぴょんよね!ばんとーさんが行くわけないぴょん!」
あははと卯月ちゃんは笑った。僕も彼女に合わせて笑みを作る。
でも、と直ぐに彼女は笑顔を消し、真面目な顔で僕を見てきた。
卯月「もしばんとーさんが戦うんだったら、うーちゃんが守ってあげるぴょん」
彼女の言葉には確固たる意志を感じられた。
卯月ちゃんは少し前に友達を助けたいんだと言っていた。
彼女が僕にそう言ってくれたということは、きっと僕をそういった近しいものとして思ってくれたんだと思う。
だから彼女は守ってあげると言った。
そう言ってくれることがとても、とても……悲しかった。
兵器の身とはいえ、こんな小さな女の子を戦わせる人間と言う自分が。言われる資格なんてない自分にこんなことを言う彼女が。
今の気持ちを口に出せる筈もなく。笑ってありがとうと口にした。
卯月ちゃんはただ、僕の言葉に嬉しそうに笑った。
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。