504:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:38:06.77 ID:i01M8kjr0
文月「そうだよっ!ばんとーさん言ってたよっ、だから……だから、危ないこと、しないで……」
弥生の言葉に加勢するように文月は言葉を重ねる。
彼女の言葉は卯月だけでなく、自分にも向けていた。
あの人なら大丈夫、心配ない、と言い聞かせる為に。
弥生「だから……だから、弥生達は弥生達の事をしよう?……うー、ちゃん」
卯月の腕を握っていた手を、そのまま彼女の手に動かし、静かに握りしめる。
卯月は弥生の願いに何も言わず顔を伏せた。そして繋がれた弥生の手を放す。
解ってくれないのか、そんな思いが弥生と文月の二人に過った。
卯月「……うるさくして……ごめん」
しかし、そう一言だけ呟き、身を隠していた倉庫の壁に寄りかかった。
彼女の言葉に思いが伝わったのだろうと弥生と卯月は安堵に胸をなで下ろす。
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