569:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:19:32.41 ID:psMtSIwx0
それからすぐに二つの連絡が彼の元へ舞い込んだ。
一つは比叡から。もう一つは少し遅れて矢矧。
棲姫は無事撃破、損害は弥生を除いて無し。
輸送艦についても敵の殲滅は完了。損害については判明している範囲で那智のみ。しかし一刻を争う重症で既に鎮守府に向かわせている。
護衛部隊、輸送艦の損害・状態については調査中との事であった。
矢矧『それで、そっちは大丈夫だったの?』
報告を終えた後、そう矢矧が切りだした。
その一言で提督は彼女が鎮守府への襲撃を予測して居た事を察した。
提督「ああ、なんとかな。……気付いていたか」
矢矧『そうね。少し敵がワザとらし過ぎたもの』
何となしと言った体であっさりとそう言い放つ矢矧に、改めて提督は感心する。
彼女の状況分析、それによる推察力はやはり目を見張るものがある。
提督「そうか。流石だな、矢矧」
矢矧『ふふ、どーも。それで?』
ちらりと窓の外の海に目を向ける。
その時丁度彼の目に、戦闘を繰り広げていた敵が残り一体になるのが映り込んだ。
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