570:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:21:08.58 ID:psMtSIwx0
重巡級三体の襲撃は番頭の情報により十分な戦力で迎撃する事を可能にしていたこともあり、問題はなかった。
このまま何もなければここでの戦闘は数分で終わる。その結果は揺ぎ無いだろうと彼は確信していた。
提督「ここは問題はない」
矢矧『……そう』
『ここ』という限定した言葉に、矢矧は何らかの問題が発生してる事を察した。
気には掛かったが提督が詳細を話さない以上、今の自分には必要ない情報なのだとも察し、敢えて追求することはしなかった。
そんな彼女の心情を彼も察し、その判断に感心していた。
提督「戻ったら説明する。引き続き調査に当たってくれ」
了解、と矢矧は無線を切った。
いくつかの大きな憂慮が片付いた事に提督はいくらか溜飲を晴らす。
しかし、まだ大きなものが残っている。
提督「間に合ってくれよ……」
窓際まで歩き、再び海に目を向ける。
最後に残った敵の重巡が沈むのを目の端に収めながら、彼は卯月達の無事を祈った。
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