過去ログ - [艦これ]番頭さん
1- 20
576:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:33:56.17 ID:psMtSIwx0

だが、左腕の痛みと引きちぎられた視界に射線を合わせる事が出来ず、弾はかすりもせずに逸れて行く。

逸れる砲撃の合間を縫い、『モドキ』は変形し、自らの体の一部となった艦装から砲撃を放ちつつ接近し続ける。

『彼女』から放たれた砲弾の一発は敵の頭部に直撃、残された右目を含め、顔を焼き尽くした。

潰された顔に想像を絶する痛みが走り、相対する『モドキ』の事も忘れ、残された右手で顔を覆う。

そんな無防備な姿を『彼女』は見逃す筈がなかった。

更にル級に接近し、そのまま敵へと飛びかかり、海へと押し倒す。

もがく敵の首を左手で抑えつけ、そのまま艦装を付けた右手で激しく殴打。

一発、二発、三発と更に回数を重ねて行った。

焼かれた肌が裂け、涎と血らしき体液を頭部から撒き散らしながら、ル級は苦悶の叫び声を上げ続ける。


卯月「……何……これ……」


目の前の異常な光景に怖れと共に卯月は小さく呟く。

突然表れた敵が自らの仲間を攻撃し、今は一方的に虐げている。

理の敵わない状況に理解が追い付く筈もなく、悪戯に恐怖が煽られた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice