597:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/20(水) 20:49:19.74 ID:bHe9xFKs0
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棲姫に続いた奇襲隊が全滅してから寸刻。
更なる襲撃を警戒し間宮さんと共に周囲の哨戒を続けている中、一本の通信が入った。
『俺だ。その後の様子はどうだ』
「接近する敵影無し。異常ありません」
無線の主は名乗りはしなかったものの、声から提督だと解る。
彼の質問に対しありのままを答えた。現状接近する敵はいないが、二度の奇襲を行った敵だ。三度目がないとは限らない以上警戒を緩めるわけにはいかなかった。
当然彼も自分と同じ考えと予想し、引き続き哨戒の命令を下されるかと思っていたが、その答えは僕の予想と反していた。
提督『そうか。では戻れ』
「え、いや、ですが……」
困惑する僕に提督は淡々と話を続ける。
だけどどこか彼の声音に小さな違和感を感じた。何が、と聞かれれば言葉にする事は出来ない。それほどに小さな違和感だった。
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