過去ログ - 【艦これ】 小さな箱のなかでHere's to you 【満潮と時雨】
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30:名無しNIPPER[saga]
2015/06/01(月) 21:38:48.39 ID:97J3carKo

鎮守府  本部  

旧エレベーター内  停止中   (備考:語りかける時雨)



時雨「乾杯の起源には諸説あるんだけど、その一つにこういう話があるんだ」
                              ブドウ
時雨「遠い昔、一人の男が神の命に応じて大地に葡萄の木を植えた。葡萄の木はやがて実をつけ、男はその実から葡萄酒をつくった」

時雨「神の命によってつくられた葡萄を元にしたそれは、同じく聖なるものとされた」

時雨「だけど、どんなものにだって完全なんてことはない。光があれば影が生まれるように葡萄酒の半分には邪悪なものが宿っていた」

時雨「そのまま葡萄酒に口をつければ、邪悪なものまで一緒に飲んでしまうことになる」

時雨「それを避けるために人々は葡萄酒の入った杯を打ち合わせるようになったのさ。邪悪なものをその音で驚かせて葡萄酒から追い払うためにね」

時雨「……どうかな? 僕は少しでも君の退屈を邪魔することができた?」 

時雨「君はどうも冗談を好まないみたいだから、こういう雑学じみた話のほうがいいかと思ってね」

彼女「…………」

時雨「やれやれ。まただんまりかい? 拙いながらも話をした僕としてはぜひ君の所感を拝聴したいと――――」




満潮「……ずいぶんと舌の回りがいいじゃない」




時雨「――――っ!? き、君の声が聴こえる! 聴こえるよっ! やっと僕に心を開いてくれたんだね!」キラキラ

満潮「どこ見て喋ってんのよ! 私はこっちよ!」ガー


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