過去ログ - 【艦これ】 小さな箱のなかでHere's to you 【満潮と時雨】
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/06/01(月) 21:46:25.23 ID:97J3carKo

満潮「……知ったような口を利くのね。あんたは万人に理解される主張なんてないことを思い出すべきじゃない?」

時雨「至極まっとうな意見だね。返す言葉も見つからない。だから安心して貰っても構わないよ。僕はこれ以上の野暮ことを言うつもりはないからね」

満潮「……ずいぶん中途半端で投げ出すのね。説明するんならする、説明しないんならしない。はっきりしなさいよ、ったく……」

時雨「あははっ、耳が痛いことこの上ないな」

時雨「……でも、やっぱり君に他人から与えられるものだけで生かされている子供の役は似合わないと思うんだよ」

時雨「事実、君は僕がお節介を始める前に自分で気がついた。君自身の力だけで。一人でも前に進んでいけるたくましさが君には既に備わってるのさ」

満潮「別にそうなろうとしたわけじゃないわ。ただ周りに過剰な期待をするのを止めただけよ」

満潮行きたい場所があるなら、わき目もふらず自分一人で走ったほうがずっと早いって気がついたの」

満潮「……たったそれだけのことよ。それだけのこと」

時雨「僕は君が孤独であることを望まないよ。だけど君がもっとも綺麗に輝く瞬間は、海の上でひとり暁の水平線を睨みつけているときなのは否定できないな」

満潮「……あんたが私をどう美化するのかは勝手だけど、せめて空想のなかだけで留めておきなさい。私はあんたの理想まで背負えるほど艤装の空きはないのよ」


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