過去ログ - 【艦これ】 小さな箱のなかでHere's to you 【満潮と時雨】
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/01(月) 21:10:10.50 ID:97J3carKo

満潮「……遠慮しておくわ。別に愉快な気分になりたいわけじゃないの。それにそんな事に時間を割くくらいなら自主訓練でもしてる方がマシよ」

時雨「君と共通する価値観が発見できて嬉しいよ、満潮。……さあ、後は提督への口頭報告と報告書の提出だけだろ? 僕も付き合うから手早く済ませてしまおう」

満潮「そのくらい私ひとりでも問題なく済ませられるわ。バカにしないでくれる? あんたは他の子たちよろしくお風呂にでも浸かりに行ったらいいじゃない」

時雨「その提案をためらいもなく一蹴できたら格好良いけれど、ちょっと難しいかもしれない。なにせ今の僕はこの鎮守府で一番臭う艦娘だろうから」スンスン

時雨「……我ながらこれはひどいな。文明人として落第しかけているよ」

満潮「夏場の任務帰りの艦娘なんてみんな似たようなもんでしょ。あんただけ特別ってわけじゃないわ」

時雨「……もしかして慰めてくれてるの?」

満潮「バカね、事実を言ってるだけのことよ。それにしても、あんたってそういうこと気にするのね。意外……でもないかしら」

満潮(一人称を『僕』とかいってる割に、要所要所ではしっかり女の子やってるもの、この子って……)

満潮「ともかく今日の任務はもう終わりよ。私のことは気にしないでいいから、さっさとお風呂に行きなさい」

時雨「その提案がさっきよりも魅力的に聞こえてならないな。でも満潮はどうするのさ?」

満潮「別にどうもしないわよ。このまま司令官に口頭報告に行ってから報告書の作成に取りかかるわ」

時雨「報告書の作成はカラスみたくシャワーを浴びてからでも遅くないんじゃない? せめて汗と臭いを洗い流してさっぱりすれば、きっと……」

満潮「お生憎様。私は任された仕事をほっぽり出したまま平気でいられるほど無責任じゃないの」




満潮「――――私を、あの子たちと一緒にしないで」ボソッ



 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/65.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice