過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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36: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/02(火) 00:15:19.83 ID:MVeHCSPq0

少し時間を使いすぎた。廊下は走ってはダメって言うけど、この時だけは許してほしい

ただ、やっぱり男の子の体。ちょっとくらい走っても全然疲れないや


いたっ!

はやり「…和っ!!」

和「須賀くん、ですか。どうかしました?」

はやり「え〜っと…その」

どうしよう。若い頃の勢いそのまま、みたいに飛び出してきたんだけど、なに言うか考えてなかった

和「?」

いや…いいんだ。私は須賀京太郎。今は男子高校生。少しくらいの失敗と逸脱なら許されるんだ

そんなことしたって誰も気にしないんだ。だって私は、アイドルなんかじゃないんだから

はやり「俺は、須賀京太郎だ」

和「はぁ…?」

はやり「和。お前の気持ちは何となく分かるよ」

和「何を言っているんですか?」

はやり「夏のインターハイで、お前がどんな目標を掲げていたのか、俺にはよく分からない」

和「……」

はやり「でも、お前は見事にそれを達成したはずだ。達成感、満足感、高揚感、祝福と称賛……全部手に入れたはず」

和「なにを馬鹿なことを」

はやり「でも、それは長くは続かない。『成功者は、麻薬中毒者がヘロインを求めるように勝利を求める』」

和「…マシュー・サイドですか」

はやり「『勝利の効果は、麻薬に似てあまりにも短く、選手は表彰台を去るやいなや憂鬱になり、生きる目的を失う』」

和「……」

はやり「今の和の状態は、それに近いんじゃないか?、胃袋だったら食べ物を与えてやればそれで済む。だが、こいつはそうはいかない。だろ?」

和「そんなことありません」

素直じゃないね



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