過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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431: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/06(土) 23:00:17.90 ID:f9qhEBN0o

昔読んだ絵本の中に、『星の王子さま』っていうのがあった

それによると、本当に大切なものは、目には見えないらしい

大切なものは目に見えないから、だからそれだけ大事にしろってことなんだと、当時の私は理解した

それなら、目に見える大事なものは、どう扱えばいい?


私は、彼と一緒にいられるなら、どんなことだってする

例えそれが、小さな……ほんとに小さな可能性であっても、彼が私の元を去るイメージが浮かんだら

私は、全力でそれを排除する


目の前にある大事なものが、自分の前からいなくなろうとしたとき、引き止めない人間なんていない

しかし、その行為自身が、離別の過程に自動的に内包されてしまっている

ジレンマ

はやり「アプリボワゼ…」

こんな言葉、意味なんてないのに。呪文なんだ。私には使えない

私は──








咲「京ちゃんも、ついに文学に興味を持つようになったのかな?」

はやり「咲…」

咲「緊張してるの?」

はやり「いや…」

咲「?」

はやり「違うんだ……」

咲「なら、何?」

はやり「喧嘩をした。大切な人と」

咲「私も、お姉ちゃんと喧嘩したりするよ?」

はやり「…昨日、俺に好きな人がいるって話したろ。その人とだ」

咲「あら」

はやり「それも、決定的な亀裂入るような、そんな」

咲「……そう」



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