過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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495: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/07(日) 00:25:20.44 ID:zPL3HoRZo

待ち合わせの公園までやって来た

俺は、適当に選んだベンチに座り、先ほど購入したばかりの週刊誌を取り出した


『週刊末代』


俺は、この本を比較的よく購入する

なぜ俺が、こんなゴシップ紛いの、低俗と言ってもよいくらいの週刊誌なんかを読むのかというと


『特集!! 牌のおねえさんと、おにいさん 一体どこで差がついた 慢心、環境の違い…』

『清澄高校で、今何が!? 校長への独占インタビュー! 《私の第二の人生》スクールアイドル育成の秘訣とは!?』

『お馴染み! 牌のおにいさん語り部屋 今回のゲストはハギヨシこと──』


京太郎「……」

理由はよく分からないが、毎度毎度飽きもせず、俺のことを書いてくれるからだ

たとえ、中傷がほとんどであっても、書かれていれば読んでしまう。それが、人間のサガ

京太郎「よくもまあ、これだけ嫌味たらしいことを、ペラペラと…」


確かに、和の人気は凄いものがある

彗星のごとく、突如現れた新星!、一気にスターダムへと駆け上がった、桃色の妖精!

容姿、スタイル、歌唱力、人気、雀力、頭の良さ、すべてを兼ね備えたスーパーアイドル

時々発する天然気味の、辛辣な毒舌がささやかなチャームポイントだ

それが、牌のおねえさん、原村和なのだ


対して俺は、男ばっかに人気がある、色物牌のおにいさん

麻雀の実力は……まあ、察してほしい

頭は普通。顔は自分じゃよく分からん。ガタイはなかなかだと思う──えっ、それだけ!?

こんなのが、なんでアイドルになんかなってしまったのか……今でも不思議でたまらない


和に対して、嫉妬がないといえば嘘にはなるけど、それでも応援していくれる人がいることを嬉しく思う

たとえそれが、男ばっかりであったとしても



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