過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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506: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/07(日) 00:38:28.58 ID:zPL3HoRZo

「『古事記』はお気に召さない?」

京太郎「いくら、共通点があって、似ているように見えても、それは全くの別物です」

京太郎「そこに、何かの価値を見出そうとしたって、何にもなりません」

「それが、君の答えかな?」

京太郎「ええ。俺は、ただの須賀京太郎ですから」

「そう…よかったよ。やはり、君は優しい子だった。本当に、君でよかった」

「彼女が、君を愛するのと同じように。運命もまた、君を愛するように、私は願っている」

京太郎「……」



「君に会えて、ほんとによかったよ」

京太郎「そんな…」

「うん。さて、私はそろそろ行かなくちゃいけないみたいだ」

京太郎「あっ、ちょっと待ってください」

「安心しなさい、大丈夫」

京太郎「俺、まだあなたに──」

「私は、私たちは、いつも君のそばにいる。君たちを見守っている」

京太郎「言っていないことが──」

「辛いことがあったら、私たちの声に耳を傾けてみるのもいい。でも、それはもう必要ないのかもね」

京太郎「えっ」

「だって、ほら」




「待ち人が来たみたいだよ」



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