過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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509: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/07(日) 00:42:40.77 ID:zPL3HoRZo

京太郎「ねえ、はやりさん。幸せですね」

はやり「うん、そうだね」

京太郎「俺には、声が聴こえるんですよ」

はやり「うん」

京太郎「でも、俺は助けてもらうばっかりで、今までそれに応えることはしてこなかったんです」

はやり「どういう意味?」

京太郎「お礼を言い忘れてました」


手を繋ぎながら、二人で道を歩んでいく

須佐之男が、最後はどこにいったのか?、それはよく分からない

けど、はやりさんは、俺たちの家に帰る

それでいい。俺にはそれだけで十分だった


天気は晴れ。雲は立ち昇り、周りには祝福の声


俺は、後ろを振り返った

そこには、白い鼠が一匹いた

行儀よく座っている。優しい顔をしている。俺たちのことを見守ってくれている

俺は、彼女に言えなかった言葉を、代わりにその鼠に言うことにした



京太郎「ありがとう!!」



その鼠は、ほほ笑んだ



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