過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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69: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/02(火) 00:49:02.43 ID:MVeHCSPq0
いつものように部活動が進んでいく。要は打って、喋って、それだけ。けど、例のことに備えて頭の中はフル回転
時間がどんどん進んでいく。そして、そろそろ終わりが見えてきた頃、頃合いだ
対局の終わった和ちゃんに、アタックする
はやり「なぁなぁ、頼むよ和さん。俺の話を聞いておくれよ」
和「…またですか。あなたも懲りない人ですね」
はやり「しつこさは、時として武器になることもある」キリッ
和「意味が分かりませんよ。自分の行いを正当化しないでください」
はやり「あーあー、せっかく才能あるんだから、試すくらいはいいんじゃないか?」
和「私には向いていませんし、何よりそんなことしたくありません。第一、あなたも私も素人です」
はやり「みんな最初は素人さ。それにまだ、時々ボーっとしてたり、ため息ついてたりするだろ?」
和「あなたの言動で、疲れているだけです」
はやり「なあ、和。みんなが笑顔になって喜んでくれたら、それはとても素敵なことだろう?」
和「それは、まあ、そうなんでしょうけど…ですけど、それは私の仕事ではありませんし」
そういう、突っぱねきれないところは、ちょっと甘いかな
はやり「歌ったり、踊ったり、ときどき手品とかもしてみたり」
はやり「自分がみんなを喜ばすことができたと実感できたとき、それはもう身体全体が満たされて、心が豊かになって」
はやり「すごいんだよ、あれは。他の何かに例えようのないくらい」
はやり「みんなを笑顔にできるってことは、それだけで尊いことなんだよ」
和「なぜ、あなたにそんなことが分かるんです?」
はやり「分かるよ。だって────私は」
和「?」
私は、、、、、、私は、須賀京太郎
だから、瑞原はやりじゃないし、牌のおねえさんでもない。ただの男子高校生
『なぜ、あなたにそんなことが分かるんです?』
頭がくクラクラする。なら、私は、、、一体──
はやり「……」
和「大丈夫、ですか?」
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