過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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80: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/02(火) 01:02:02.61 ID:MVeHCSPq0
マネ「それにしても、あんたその…大丈夫なの?」
京太郎「はい?」
マネ「はい?、じゃないわよ。その手よ、手。酷い腱鞘炎で、しばらく大会には参加できないっていうから、心配してたのよ」
京太郎「はい?」
マネ「まっ、あんたももう若くないんだし、仕事柄そこらへん酷使するから、そうなっても仕方ないのかもねえ…」
け、腱鞘炎て…まあ、確かに悪くない言い訳かもしれないけど、腱鞘炎て…
マネ「今日は握手するだけだし、重い物持ったりもしないから大丈夫だと思うけど、痛くなったら早く言うのよ?」
京太郎「うん、分かってる。ありがとうね」
なんだか、良い人を騙したような気分になってくる。罪悪感。いや、その分さらに頑張ってやるのが男というものか
京太郎「んじゃ、行ってくるよ」
マネ「んー…ちょっと待ちなさい。表情がちょっと硬いわね」
そういや、瑞原プロも笑顔が一番大事って言ってたな
京太郎「こう?」
マネ「いや、もうちょい口角をさ、イーってな感じで、うん、うん…よしっ、オッケー!、さっ、行ってらっしゃい」
この身体になってから長いこと経つけど、口調はともかく他人の表情一つまねるのすら、結構苦労するもんなんだな
その点、一発で俺になりきってしまう瑞原プロは、やっぱりすごいと素直に思う
京太郎「よしっ、今度こそ行ってきます!」
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