過去ログ - 【モバマスR18】服部瞳子「朝食はサンドイッチで」
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3: ◆K1k1KYRick[saga]
2015/06/02(火) 06:11:45.15 ID:I7Myjvyho
まっすぐな瞳に惹き付けられながらも、瞳子は良い返事をしなかった。

「……すみません、私にそんな力はないんです。ない力は引き出しようが……」

注文の品が来ても男は一向に箸をつけず、食い下がった。

いくら言っても納得しなかったので、瞳子は仕方なく自分の略歴を語った。

一度アイドルになったが芽が出ず、デビューして三年後に解雇された寂しい過去を彼女は話した。

「なるほど、そうでしたか……」

「分かってくれましたか。私にアイドルとしての素質がない事を……」

「いいえ」

プロデューサーは言った。

「瞳子さん、以前貴女は×××プロダクションに所属していたとの事ですが……」

「ええ……確かに」

「確かに×××プロは幅広くアイドルを育成してます。
 ですがその主力はあくまでローティーンのアイドルたちです。
 しかも貴女の所属していた時期は、主力以外の在籍アイドルたちを
 削ぎ落としていた時期だったのでは、と」

その男の言っている事は正しかった。
彼女と一緒に辞めさせられたアイドルは少なくなかったのだ。

「私が思うに、もっと力を入れて長いスパンでアイドルを導いていれば
 きっと服部さんも成功したはずです」

「プロデューサーさん……」

「服部さん。芽が出なかったのは、必ずしもアイドル本人だけの問題ではありません。
 プロデューサーの手腕、そして時には事務所の方針すらも影響するんです」

「いえ、でも……」

「ご安心下さい。346プロは川島瑞樹・高垣楓をはじめとして
 二十代、アラサー女性アイドルのアピールに力を注いでいます。
 決して貴女を後悔させたりいたしません」


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