過去ログ - 吹雪「口区間<ドア・トゥ・ドア>」
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153:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 22:32:30.18 ID:D86EkmCk0
電「手の内を調べるのは、古鷹さんでおそらく問題ないでしょうが……それより問題なのは、『誰を戦わせるか』なのです」

提督「ふむ……」

電「マイナス13舎行き候補ともなると、仮に最適な逸材を派遣してその場を収めたとしても、今度はその人がお礼参りで阿武隈さんの二の舞になりかねない」
以下略



154:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 22:51:28.17 ID:D86EkmCk0
提督「そうさ。電、さっき言ってたよね。逆恨みに逆恨みにが重なれば、鎮守府全体が被害に遭いかねないって」

提督「だったらこう考えるのさ。逆恨みにで他の誰かが連鎖的に狙われるのだったら、『恨まれる方向をこちらでコントロールしてしまえばいいんだ』」

電「……?」
以下略



155:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 22:56:40.01 ID:02EVINDBo
あれ、この提督が球磨川先輩に見えてきたぞ・・・・


156:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 23:24:22.22 ID:D86EkmCk0

---同日・深夜1時---


大井「…………」ユラァ
以下略



157:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 23:36:08.63 ID:D86EkmCk0
提督「そして、その手に持っているのは……金槌と、そっちはぬいぐるみかい?ああ、明石の売店で売ってるやつだね。妖精さんマスコット」

提督「察するに、君の過負荷は……丑の刻参りのスキル、ってとこかな?」

大井「……ご名答ですわ、提督」
以下略



158:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 23:48:25.48 ID:D86EkmCk0
大井「……それで?提督はここに、何をしにいらしたのですか」

提督「当然、君を止めに来たのさ。確か丑の刻っていうのは、現代時間で言うところの午前1時から3時の間だったよね」

提督「今、1時20分ぐらいだから……あと1時間と40分、君を押さえつけておけば、それで君はスキルが使えなくなるってわけだ」
以下略



159:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 23:57:38.00 ID:D86EkmCk0
大井「安心なさって下さい。私の過負荷は、相手を心の底から恨んでいなければ発動しません」

大井「私は提督、貴方を別に恨んではいませんわ。自分の部下が危険な目に遭おうとしているのなら、それを止めに来るのは上官として当然のこと」

大井「私にだってそれくらいの理解はあります。だから私は貴方のことは、特に何とも思わない……ただ」
以下略



160:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 00:07:30.61 ID:Y9P12X850
大井「恥ずかしながら私、人に直接釘を打ち込んだことはないんですよね。だからどの程度の本数打ち込めば動けなくなるのか、よくわからなくて……」

提督「……ぐ、う……」フラッ

大井「まだ動くのね。もう少し必要みたい」ビシュッ
以下略



161:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 00:26:56.46 ID:Y9P12X850
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---------

提督「────」ガクッ
以下略



162:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 00:40:24.93 ID:Y9P12X850
大井「あの穴だらけだった体を、一瞬で治したっていうの!?まさか、スキルホルダー……」

提督「違うよ。僕にスキルなんかない」

提督「僕はあくまでも、どこまでも普通(ノーマル)さ。常人にはない、自分だけの生まれ持った『何か』ってのには無縁な奴でね。見たまんまの無能提督さ」
以下略



163:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 00:49:13.39 ID:Y9P12X850
提督「……ああ、そういえばこの釘、君のだろ?僕に打ち込むなんて無駄な使い方するなよ、釘だってタダじゃないんだからさ。もったいない」

提督「次からは節約して使いなよ。僕に打ち込まれた分は全部……」


以下略



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