過去ログ - 吹雪「口区間<ドア・トゥ・ドア>」
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301:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:05:50.25 ID:QGtZUszk0
龍驤「そんなんとちゃう。今から青葉のスキル使うて、お前さんの尋問を行うんや……絶対に黙秘の利かん尋問をな」
球磨「尋問……?」
黒潮「青葉はんの過負荷『廃仏記者苦<スキャンスキャンダル>』は、本人の言うところの『明るみに出すスキル』ゆーてな」
302:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:12:31.16 ID:QGtZUszk0
青葉「……………………」
ギュウウゥン……
303:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:22:25.89 ID:QGtZUszk0
龍驤「……化け物……?」
黒潮「どういうことでっか、青葉はん」
青葉「はぁ……はぁ……っと、失礼…取り乱しました。球磨さん……こ、『これ』は、私の口から話しても……?」
304:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:33:42.06 ID:QGtZUszk0
青葉「────────」
黒潮「…………!?」
青葉「────、──────」
305:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:49:15.75 ID:QGtZUszk0
龍驤「お前さんの死にたいいう気持ちも、まあ一応……理解はできた」
球磨「それはよかったクマ。なら、ひと思いに……」
龍驤「理解できたから、よう殺さへん」
306:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 22:57:11.96 ID:QGtZUszk0
球磨「……そんなこと……自分でも、わかってるクマ」
球磨「でも!じゃあ球磨は一体どうすればいいんだクマ!?大井ちゃんの過負荷はもう消えることはない……取り返しのつかない失敗を、球磨はしてしまったのに……」
龍驤「その取り返しっちゅーもんを、己の死によって無理やり付けようとしとるのが、そもそも間違っとるんや」
307:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:13:42.14 ID:QGtZUszk0
龍驤「無論、そいつかて腹ん中ではお前さんのことを恨んどるかもわからん。だけどさしあたり口に出しとらんゆーことは、その程度ゆーことや」
球磨「……………………」
龍驤「まあ、何や……お前さんが罪悪感を感じてまうのはわかる。でも『だから死ぬ』ってのは行き過ぎや。仮にお前さんが死ななあかんかったとしても……」
308:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:26:34.81 ID:QGtZUszk0
青葉「ふふ、龍驤さんてば。仲間だの友達だのはさらっと言っちゃうくせに、こういう時は素直じゃないんですから」
黒潮「ほんに、可愛らしいなぁ」
龍驤「う、うっさいわ!黙っときやそこ二人ィ!」
309:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:41:19.29 ID:QGtZUszk0
球磨「死んじゃったら……もう、妹たちの顔が見られなくなるな……って」
龍驤「…………」
球磨「生きていれば、今はこうやって隔離されているけど……いつかまた、妹たちに会いにいけるクマ。本当に、感謝してるクマ」
310:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:55:40.01 ID:QGtZUszk0
球磨「クマー……何やら、重要な話みたいクマね」
龍驤「そらもう、ごっつ重要な話やで。さーて、何から話したもんかな……」
龍驤「そもそも、うちら四人はな……いや、球磨、お前もか。お前さん、確かここに来るために芝居打って、自分を悪者だと思い込ませたんやったな」
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