過去ログ - 吹雪「口区間<ドア・トゥ・ドア>」
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315:名無しNIPPER[sage]
2015/06/26(金) 18:32:20.56 ID:7afSDSzSO
>>313
過負荷は冤罪に慣れてても喜んだりしないだろ
球磨川が負完全なだけで他の連中は不器用だろうと不気味だろうと幸せを求めて生きていたんだし


316:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 20:33:35.43 ID:zgRl9wJ60
球磨「冤罪……?ということはここのみんなは、何も悪いことしてないのに鎮守府本館から隔離されているってことクマか?」

龍驤「あー、いや、何も悪いことしてへんかっちゅーと、ノーとは言えんのが過負荷(うちら)の悲しいとこやねんけど……」

黒潮「青葉はんなんかは完全にとばっちりやな。本当になんも悪いことしとらん」
以下略



317:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 20:48:15.55 ID:zgRl9wJ60
龍驤「で、話を戻すけども。事の起こりは半年前、まだマイナス13舎が設立される前のこと……うちら四人、いや『三人』が、まだ本館におった頃まで遡る」

球磨「三人……一人はまだ、鎮守府にはいなかったってことクマ?」

龍驤「ああ。その三人いうんが、うちと、黒潮と、青葉の三人。そんでその時期に、この鎮守府に新しく着任して来よったのが……」チラッ
以下略



318:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 21:03:55.85 ID:zgRl9wJ60
龍驤「着任後の手続きやら説明やら、ゴチャゴチャしたんが片付いたのち、まるゆは大淀の検査を受けた。……そういや、大淀のことは知っとるか?」

球磨「いや、知らないクマ」

龍驤「まあ簡単に言えば、あいつは人の潜在能力を見抜くスキルを持っとる。それで艦娘のさらなる改修の可能性を探ったり、そいつのスキルを見極めたりするのが『検査』や」
以下略



319:名無しNIPPER[sage]
2015/06/26(金) 21:11:51.27 ID:iixWkmCio
まさにカニバル


320:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 21:18:35.64 ID:zgRl9wJ60
球磨「…………な……!?」

まるゆ「…………!」プルプル

龍驤「大淀の説明によれば、血を一滴飲めば自販機のお釣りの取り忘れにありつける。指一本喰らえば宝くじの高額当選、腕一本喰らえば一生分の不運が消失」
以下略



321:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 21:32:50.68 ID:zgRl9wJ60
龍驤「当然大淀も提督も、この事実を隠そうとした。それでも、人の口に戸は立たんもんでな。まるゆのこのスキルの話は、あっちゅー間に鎮守府中に広まってもうた」

龍驤「そしてある時……本当に現れよったんや。本気でまるゆの体を喰らおうとする、頭のネジ全部吹き飛んだようなイカレポンチのクソッタレ共が」

球磨「…………しかし、球磨の見る限りではまるゆちゃんは、無事でいるように見えるクマ……」
以下略



322:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 21:49:40.88 ID:zgRl9wJ60
龍驤「そして、その自体を見かねた提督が、そいつらをまるゆから遠ざけるために設立したんが……この、マイナス13舎なんや」

球磨「…………え?ちょ、ちょっと待つクマ!おかしいクマ!」

球磨「そいつらをまるゆちゃんから遠ざけたいなら、隔離すべきはそいつらのはずクマ!なのに何でまるゆちゃんの味方をしてた、この三人の方が隔離されなきゃならないクマ!?」
以下略



323:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 21:59:01.11 ID:zgRl9wJ60
龍驤「ところが、や。『みたい』じゃなかったんや。ホンマの話やったんや」

球磨「クマ……?い、意味が……」

龍驤「悪いのはうちらの方だったんや。どういうわけか鎮守府内のうちら以外全員、その頭ん中では、『そういうことになっとったんや』」
以下略



324:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 22:08:15.00 ID:zgRl9wJ60
龍驤「『ほとんど』いうんは、うちらみたいに事を覚えとる例外も存在するからや。それと皮肉な事に、当時まるゆを食おうとしとった連中もな……忌々しい」

球磨「…………それって、まさか……!」

龍驤「そうや。当時まるゆと直接関わりがあった者だけが、このことを覚えている……ということは、つまり」
以下略



325:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 22:36:21.23 ID:zgRl9wJ60
球磨「……で、でも、もし鎮守府内の記憶の改竄がスキルによるものだとしたら、施術者を気絶させるなり何なりさせれば元どおりに……」

龍驤「それがそうもいかへんのや……相手があまりにも悪すぎる」

球磨「そいつらが強いってことクマか!?馬鹿言ってんじゃないクマ、球磨たち過負荷にとっては強さなんて弱点でしかないはずクマ!」
以下略



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