過去ログ - 吹雪「口区間<ドア・トゥ・ドア>」
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86:名無しNIPPER[sage]
2015/06/06(土) 01:12:15.34 ID:LbEdnXJp0
筆箱女王とでも呼ぶか。
オリジナルスキルがいいね。特にゴーヤとか、あの空間を聖域って表す辺り実に西尾節。
87:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:18:12.25 ID:4nuNl3Gr0
川内「こういうわけだったんだね……あんたのファンへの扱いが、どんどん雑になっていったのは」
川内「客に気遣いなんかしなくても!歌ってるだけで自動的に自分に従わることができるスキルを、手に入れてしまったから……!」
那珂「やーっぱり改二改修ともなると、ただの改修とは全然違うよねぇ。まさか後天的にスキルが覚醒するなんて、私も思わなかったなぁ」
88:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:30:18.13 ID:4nuNl3Gr0
那珂「大体何がいけないっていうの?私はアイドルとしてステージに立って歌っただけ!」
那珂「それに心動かされて!感動して!それで私に尽くしてくれる熱心なファン達に、一体何の罪があるっていうの?」
川内「どの口が……!!あんたは人の心を何だと思ってるんだ!!」
89:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:40:06.82 ID:4nuNl3Gr0
那珂「人は何故宗教を信仰すると思う?そこの神様、あるいは教祖様に『心を動かされたからさ』」
川内「…………」
那珂「では何故、人は胡散臭い宗教なんかに『心を動かされるのだと思う』?思想に共感したから?演説に感動したから?デザインに惹かれたから?いいや違う」
90:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:50:48.74 ID:4nuNl3Gr0
那珂「手頃な値段で探偵でも雇って、ターゲットの身辺を調べさせる。ある日そいつが、恋人に振られて失意の底に落とされてしまう」
那珂「もう生きていけない、このまま死んでしまおうか……そう思って街を徘徊するそいつに先回りして、占い師の出店を装ってテントを張っておく」
那珂「テントに入ってきたそいつに対して、開口一番言うんだ。『貴方、死のうとしていましたね』……心を動かすっていうのは、こういうこと」
91:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:56:44.76 ID:4nuNl3Gr0
川内「……………………」
川内「……それが……あんたの見ていた、世界なんだね」
那珂「そうだよお姉ちゃん……さて!まさか私を殴りに来ておいて、やっぱりやめて帰るわーなんていうのが通用するとは思ってないよね?」
92:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:05:06.86 ID:4nuNl3Gr0
那珂「どうしたの?早くしてよ」
大潮「…………」
93:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:10:55.36 ID:4nuNl3Gr0
那珂「……え……!?」
川内「一寸の虫にも五分の魂って言うように、心っていうのは何も人間だけにあるものじゃない」
川内「だったらどうして、同じ心を持つ者同士の中で人間だけが、こんなにも進化を遂げているのか……そんなもの、決まってる」
94:名無しNIPPER[sage]
2015/06/06(土) 02:14:17.49 ID:b7ac/piSO
この荒木スタイルを内包した感じ…まさに西尾節!!
95:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:18:25.52 ID:4nuNl3Gr0
川内「那珂……あんた、本当はわかってたんじゃないの?自分のスキルの弱点。だから側に置くのも、ちっちゃな駆逐艦ばかりで固めてる」
那珂「う……!」
川内「駆逐艦からしてみれば、軽巡の私たちは先輩みたいなものだからね。貢ぐことも傅くことも『先輩命令』と思わせれば、理性のブロックを緩めることができる」
96:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:24:03.29 ID:4nuNl3Gr0
那珂「や……やめて……!私が、私が悪かった!!もうしない、絶対しないから!!」
川内「『それで心が動くほど』、甘いお姉ちゃんじゃないことは知ってるよ……ねッ!!」
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