過去ログ - 淫魔「安価とコンマで魔王をやっつけるんだ!」勇者「ちょっと待て」
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◆/ZsuQ/MGAE
[saga]
2015/06/03(水) 15:14:49.12 ID:oFwOMbFVO
洞窟近辺
勇者「うわ、右腕がウロコだらけ…」
僧侶「背中が少し重たいですね…」
女戦士「僧侶は背中に羽が生えちゃってる!」
淫魔「女戦士は…左腕が変!」
女戦士「え?…うわひゃあ!?」
勇者「…部分的に体が魔物になっちまったってか…僧侶、治癒魔法は効きそうか?」
僧侶「…はっ!」パァッ…
女戦士「き、効くみたいだね…自分にもお願い!オークの腕は怖い!」
勇者「俺にも頼む」
僧侶「はいっ!」パァッ…
勇者「助かった…青魔は…ちょっと待ってくれないか?」
僧侶「……いえ、青魔さんは治癒魔法で治せません…」
女戦士「どういうこと!?」
僧侶「勇者さん…知ってて招き入れましたね?」
勇者「…ああ」
女戦士「へ!?」
淫魔「ごめんね、女戦士…ボク、元々淫魔なんだ」
勇者「でも、魔王を倒したいという気持ちは本物だったので連れてきた、というわけだ。
まさかこんなに早くバレるとは思わなかったが」
僧侶「はあ…魔王軍の間者…スパイである可能性は考えないのですか?」
勇者「その時はその時」
僧侶「…………」
淫魔「僧侶、さん、…お願い、こんなボクにも、魔王をやっつけるお手伝いをさせて!」
勇者「俺からも頼む」
僧侶「…女戦士さんの判断を仰ぎましょう」
女戦士「自分!?えっと…魔物だってことを隠してたのは悪いと思うけど、この子は自分たちを裏切るとは思えないんだ」
僧侶「では、この子を連れて行くことには賛成と?」
女戦士「うん、自分も淫魔…青魔を信じる!」
淫魔「女戦士…」
僧侶「はあ…この状況では、反対も出来ません
しかし、青魔さん」
淫魔「はいっ!」
僧侶「もし私たちを裏切るならば、相応の報いを受けてもらいます。
その場合、あなたは私だけでなく、勇者さんと女戦士さんの信頼も裏切ったことになりますから」
勇者「だそうだ…淫魔、いや、青魔…引き続き、俺に力を貸してくれ」
淫魔「…うん!」
女戦士「良かったね!」
僧侶「ただし、街に入る際には私たちと初めて会った時のような変装はしてくださいね」
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