過去ログ - 冴えない彼女の育てかた『慣れないエンドの創りかた』
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5: ◆07a3z.KLl.[sage]
2015/06/05(金) 14:44:34.40 ID:8dlLDYTwO
(賑やかに喧嘩を始める二人。久しぶりに見るその光景に、柔らかい苦笑を浮かべながら、ふと空を仰ぎ見る誠司)

誠司「……………ふぅ……………」

(しばらくして、どこからか季節外れの桜の花びらが、ふわふわと舞い降りてくる)

誠司「ん? 珍しいな、こんな季節に」

(そっと、手を広げて花びらを迎える誠司)

誠司「……あれ。なんでだ……?」

(瞬間、花びらに触れた手から、暖かく、心地良い、どこか懐かしい感情が流れ込んでくる。そのほのかな、しかし確かな感覚が、胸の奥にまで辿り着いた時……)

誠司「なんで、泣いてるんだ……俺……」

(大切な何かを思い出しそうで、しかし、その何かは既に手の届かない所に行ってしまっていて。だからこそ、きっともう思い出せないままなのだろうと、これは”そういうもの”なのだろうと、何も分からないはずなのに予感できてしまう事が、とても……)

誠司「……ぅ……く……うぅ……」


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