過去ログ - 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/06/06(土) 11:48:32.50 ID:XNBCNfvPo
「っはぁ、はぁっ…………!」
周子が左手を胸に抱え込み、紅潮した顔で私を睨み付ける。
いえ、それは正確ではないかもしれない。
その整った顔に浮かんでいたのは、怒り、怯え、困惑と。
ほんの微かな恍惚。
「ごめんなさい、いま治すわ」
周子の指を引き寄せて、魔法の呪文を紡ぐ。
静かに流れていた血が止まって、ゆっくりと傷跡が塞がっていく。
その様子を、私達は無言のまま眺めていた。
「これが吸血。……ご感想は?」
「……なんか、疲れた」
「血が減ったせいね。後で何か食べに行きましょう。奢るわ」
「お、じゃーあのイタ飯屋さん行こ。たらふく奢ってもらうかんね」
「はいはい。全く高くついたわ」
私達の言葉は、嘘ばかりだ。
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