過去ログ - 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/06/06(土) 22:16:08.08 ID:XNBCNfvPo
ひょっとしたらそれは。
吸血の快感が忘れられない故の渇きだったのかもしれない。
けれどそんなものが無くたって。
彼女はきっとここまでやって来たのは間違いない。
『後ね、どうしても有名になってやりたい事があるんだ』
『ほう……ひょっとして王子様探しですか?』
『あー、惜しいねお兄さん』
インタビュアーの肩を叩いて周子が笑う。
『探してる女の子が、いるんだ』
ブラウン管の中の周子と、目が逢った。
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