過去ログ - 【艦これ】提督が艦娘のお願いを聞いてあげるお話【安価・コンマ】
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861: ◆7m3grp2dM2[saga]
2015/06/09(火) 23:37:49.39 ID:hoWAq2H1o

それからいくつかの廃墟や使われなくなったトンネルなどを巡り、すっかり日が暮れかけていた


提督「…危ないから手を離すなよ」

リットリオ「は、はい!」

提督が最後に選んだ場所は、岬であった

海を臨む断崖絶壁、自殺の名所と呼ばれる場所だった


太陽が沈み月が空に浮かぶ海は、独特な雰囲気を醸し出していた

崖の下は何も見えず、足元すらもまともに確認できない

吸い込まれそうな、もう既に宙に浮いているような、暗闇の中にポツンと立っていると実感させる場所であった


少し強い追い風が吹く


提督は強く手が握られたのを感じた

その追い風はぞっとするほど生ぬるく、まるで背中を押しているかのような柔らかさであった




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