8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:22:09.13 ID:2hkfWw4p0
後日
間宮「次の方」
提督「私だ」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:34:34.01 ID:2hkfWw4p0
間宮「いえ、まさか提督がいたずらじみたことを実際にしてくれるなんて思ってなかったので」
提督「君の私への評価がよくわかった。遠征帰りの駆逐艦にご褒美に渡していた飴玉をハッカ飴にするぐらいの度胸はある」
間宮「それでどうなりました」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:57:25.33 ID:2hkfWw4p0
間宮「騙されてハッカ飴を渡されたのですから、少し涙目ながら「何か悪いことした?」と追いすがってくると思います」
提督「その後、冗談だと言って、後ろ手に持った本来の甘い飴玉を手渡すという算段だったな」
間宮「はい。それで「バカバカバカー」とぽかぽかと叩かれて仲が深まるという予定でした」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:09:52.65 ID:2hkfWw4p0
間宮「味覚の変化? いえ、ハッカ飴のような特有の味わいのものは子供の時には大丈夫だったけれど、歳をとるとダメになったという人もいますし、彼女達の味覚にフィットしたということでしょうか」
提督「それでもハッカを甘いと感じるのは奇異な気もするが。それよりも、私は意外な彼女達の振る舞いに戸惑った。既に美味しそうに頬張っているんだ。改めて隠した飴玉を渡すのも気が引けた」
間宮「それでどうしたのですか?」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:36:31.96 ID:2hkfWw4p0
後日
間宮「次の方」
提督「私だ」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:45:28.93 ID:2hkfWw4p0
間宮「今回のドッキリはイヤイヤではできないと思いますよ」
提督「まさしく。早朝に無断で私室に入るんだからな」
間宮「でも、寝起きドッキリはやっぱり王道ですから少しは我慢してください」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:07:43.78 ID:2hkfWw4p0
間宮「部屋の中に明朝に侵入し起こします。基本はこれだけです。寝起きの素顔を見られて強い羞恥を覚える艦娘に効果的なものです」
提督「ああ。だから、条件的には精神的に幼すぎても成熟しすぎていてもダメだった。そこで白羽の矢が立ったのは鈴谷と熊野だ」
間宮「良い人選だと思います」
15:名無しNIPPER
2015/06/06(土) 02:59:35.65 ID:sbR5jq5uO
期待
16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:43:23.91 ID:2hkfWw4p0
間宮「まず六時に八時だと言って起こすのですから、何事かと飛び起きるはずです。そして時間のズレを認識していたずらだと気づきます」
提督「その後は各々の反応が帰ってくるという予定だった」
間宮「鈴谷ちゃんならば「なによー、もっと寝かせてよ」とぶつくさ言ってふくれっ面になり、美容に気を遣う熊野ちゃんならば提督の存在に気づくやいなや恥ずかしそうに毛布にくるまるのではないかしら」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:51:31.99 ID:2hkfWw4p0
間宮「どうしてこのドッキリが失敗するのですか。あの娘達が六時の時点で起きていたのですか」
提督「いや、私が部屋に入った時はまだ熟睡していたよ」
間宮「では、どんな不都合が」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:58:43.79 ID:2hkfWw4p0
間宮「どうして時間を間違えるんですか!」
提督「いや、部屋の前で時計を確認した時はまだ五時だったんだ。刻限には余裕があると思って扉の前で深呼吸などで少し気持ちを落ち着かせていたんだ」
間宮「それで、あなた自身が八時を六時と勘違いして突入したのですか? 落ち着きすぎではないかしら?」
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