過去ログ - 雪乃「名前はパンさん。ほら、目元なんてアナタにそっくり」
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22:名無しNIPPER[sage]
2015/06/09(火) 00:05:56.57 ID:nXzjq6GN0
八幡(今日は和風にまとめてるのか。俺が作ったんじゃ、こうはいかないな。)

八幡(美味そうだ。雪乃につきあって軽く食べるつもりだったが、普通に食えてしまいそうだ。)

雪乃「それで、今日は誰との付き合いだったの? 同僚の人?」

八幡「・・・」

八幡(別に隠すようなことじゃない。隠すようなことじゃないんだが・・・)

八幡(何なんだろう、このチリチリしたような嫌な気分は・・・)

八幡「葉山とだよ」ボソッ

雪乃「葉山君? あなた、葉山君とつきあいなんてあったのね。」

八幡(何か普通だな・・・俺一人、イライラしてバカみたいだ。・・・ってイライラ?)

八幡「いや、今日、帰り道にたまたま、つーか、待ち伏せされた。」

八幡「その、俺達の子どものこと、由比ヶ浜から聞いたらしい。おめでとうだと。」

雪乃「そう・・・葉山君にも、きっと葉山君の家にも色々迷惑かけただろうに、葉山君らしいわね。」

八幡「・・・」

八幡「それで近いうちに、親父さんの知り合いのお嬢さんと結婚するらしい。」

雪乃「そう・・・よかった・・・ほんとうによかった。」

八幡(何か怖くて雪乃の顔が見れん・・・今、雪乃はどんな顔をしているのだろう・・・)

八幡(別に雪乃と葉山は何でもない。何でもないんだが・・・)

八幡(俺の知らない雪乃を知っている。子供のころとはいえ、俺の知らない時間を共有している。)

八幡(そのことが、俺の胸をチリチリと焼く・・・俺は今、どんな顔をしているんだろうか。)



八幡「どうやら、俺も相当嫉妬深いらしい・・・」ボソッ

雪乃「・・・」

雪乃「バカね・・・」


その夜、八幡はもう一度、雪乃に深いキスをした。


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