過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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215: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/21(日) 00:30:14.25 ID:gVbsUOZso
そういや、この前一色と出かけた時はデートコース考えてこいとか色々言われたなぁ。

しかし今日のデートコースは全てめぐりさんに一任しており、実のところ俺はどこに行くのかすら知らされていない。

男としてはどうなんだろうなぁと思いつつも、こうぐいぐいと引っ張ってくれるめぐりさんに安心感を覚えているのも確かだった。

これが年上のお姉さんの包容力というやつなのだろうか。

今まで年上のお姉さんという存在と関わることがほとんどなかったので知らなかったが、存外悪くない気分であった。陽乃さん? いや、ちょっと記憶にないですね……。

めぐり「じゃあ比企谷くん、今日こそは頑張ってイベントのアイディア出しをしようね!」

やべ、完全に忘れていた。

そういや今日はあくまでバレンタインデーイベントのアイディア出しのためのお出かけである。

めぐりさんがデートって言うので、すっかり頭から抜け落ちていた。いや単なる言い訳だなこれは。

八幡「どんなのがいいんですかね」

めぐり「あはは、それを考えるためにきたんだよ」

めぐりさんと並んで、騒がしい新宿の道を歩く。

隣を見れば、ほんわか笑顔を浮かべるめぐりさんがいる。

その事実がなんだかむず痒くて、めぐりさんに視線を合わせられずに前を向いてしまう。

めぐりさんとの新宿デート。

それがどう転ぶかは分からないが、せめてこのほんわか笑顔を霞ませることだけはしないようにしようと、その時誓ったのであった。





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