過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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230: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:33:34.83 ID:R4fzDHvSo


   ×  ×  ×


午前中はめぐりさんとあっちこっちを見て回り、時計の針が正午を迎えようとした辺りでめぐりさんがそろそろお昼にしよっか? と提案してきた。

俺としても少々小腹が空いてきたし、歩き疲れてもきたのでそれをすぐに承諾すると、近くにあったこじゃれたカフェの中に入った。

中はなかなかにオサレな雰囲気を醸し出しており、前に一色と千葉でカフェに行った時のことが思い出される。

店員に案内された席に着くと、めぐりさんは荷物を置いてちょっとお手洗いに行ってくるねとそのまま店の奥の方に歩いていった。

その背中を見届けると、俺はふぅ〜と大きなため息をつく。

や、本当に疲れた……。

単純にあちこちを見て回ったから体力的に疲れたというのも当然あるのだが、それより精神面の疲労が半端無かった。

疲れたと言っても、もちろん嫌な意味ではない。

ただめぐりさんといると緊張しっぱなしなので、こうやって落ち着ける時間が欲しかったのは事実だ。

そもそもめぐりさんの手に触れるだけでもハードル高いっつーのに、そのまま手を繋いで新宿デートとかマジでメンタルゴリゴリ削れますって……。

もう一度大きなため息をつくと、午前中のことを振り返る。

最初のデパートを出てから、あちこちの服屋や雑貨を見て回っていたのだが、これもうバレンタインデーイベント関係ねぇな。

そういやイベントのアイディア出しも今日中に決めとかねぇとなぁと背もたれにだらしなく寄り掛かっていると、たったったっと足音がこちらに向かってきた。めぐりさんが帰ってきたようだ。


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