過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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265: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:08:56.25 ID:Y0dSEygFo
海老名「上手くヤれればチョコを……隼人くん、まさかそうやってヒキタニくんからチョコを」

その言葉が言い終わる前にすぱーんといい音が響き渡った。海老名さんの頭をはたいた三浦がポケットティッシュを取り出すと、そのまま海老名さんに押し付けていた。

三浦「海老名、鼻血」

姫菜「あ、ありがとありがと」

しかし海老名さん、今なんかおっそろしいことを言おうとしてなかったか……。何故か分からんけど尻の穴がきゅっと引き締まってしまった。

俺は誰にもチョコなんてやらんぞ、まして葉山になど……いや、そういえば戸塚に渡す用を考えていなかったな……何か渡すか? 戸塚にはホワイトチョコなどが似合うのではないだろうか。受け取っておくれ、俺のホワイトチョコを……。

いかんいかん、どっかの腐った意識が俺にも乗り移ってしまっているようだ。考えてない、白いドロドロとしたものを戸塚の顔にぶっかけたところを想像とか全く考えてない。あくまで溶かしたホワイトチョコだオーケー?

戸部「いやでもさー、葉山くんだったら普通にたくさん貰えるべ?」

葉山「あ、ああ、だったらいいな……」

なんもかんもあの葉山が悪いと視線をやると、ふと葉山の表情に影が差したように見えた。

八幡「……?」

何か違和感を覚えるが、それに思考を巡らせる前にホームルームの開始を告げるチャイムが鳴り響いた。

葉山「ほら、席つけ。戸部もな」

戸部「うえー」

渋々と言った様子で戸部も自分の席に戻る。先ほど言った言葉に関しては特に気にしていないようだ。

それを見た葉山も自分の席に向かって歩き出す。その葉山の顔には先ほどちらっと見えたような気がした影はどこにもなく、いつも通りのムカつくスマイルが浮かんでいる。

今見たのはなんだったのだろうかと考える前に、教室の扉が開かれて担任の教師が中に入ってきた。





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