過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
1- 20
28: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/08(月) 00:25:21.56 ID:CozIzlQ4o
雪乃「どうぞ」

そんな俺のことなどよそに、雪ノ下がそう声をかけた。いやまさかこの前のあれが終わった直後でまたすぐに一色が仕事を持ってくることなんてないよな……とそう思いながら開け放たれた扉を眺めた。

いろは「こんにちはー」

亜麻色の髪が揺れるのが視界に入ると、若干俺の中の警戒レベルが上がる。

遊びに来ただけだよな? そうだよな? 今日ならなんで奉仕部にいるんだとか聞かないでやるから、頼むから仕事とか持ってこないでくれよ。

結衣「いろはちゃんだ、やっはろー! 今日はどしたの?」

いろは「遊びに来ちゃいましたー」

っしゃ良かったぁ! 仕事じゃねぇ! と俺は心の中でガッツポーズをする。思わず、顔にもその喜びが浮かんでしまった。

そんな俺の表情を見てしまったのか、一色がジト目でこちらを見つめてきた

いろは「……なんですか、先輩。わたしが来て嬉しいのは分かりますけど、ちょっとそのにやけ顔はどうかと思いますよ」

八幡「ちげぇよ、お前が面倒事を持ってこなくて良かったとほっとしてたんだよ」

いろは「えー、まるでわたしがいつも面倒事を持ってくるみたいな言い方やめてくれません?」

いや、割といつも持ってくるよね? と同意を求めたアイコンタクトを部内の二人に向けると、雪ノ下はうんうんと頷いていた。由比ヶ浜はそもそも俺のアイコンタクトにどんな意味が込められているのか気が付いていないのか、きょとんと首を傾げていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
658Res/446.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice