過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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310: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/28(日) 01:11:59.71 ID:dKPxtQGBo
陽乃「……まさか、めぐり? へぇー、比企谷くん意外と手広いねぇ」

そう言った陽乃さんの声は本当に意外そうだった。ちらちらと俺とめぐりさんの顔を見比べている

何か言葉を返そうかと考えていたが、俺の口が動くより先に、めぐりさんが陽乃さんの手を引っ張りながらその場を去ろうとする。

めぐり「は、はるさん、いいからっ」

陽乃「ねぇ、比企谷くん教えてよ。めぐりと何かあったの?」

しかし陽乃さんはめぐりさんに引っ張られている手も意に介さず、無視したまま俺の方をじっと見つめている。

その眼差しからは、一体何を考えているのかは読み取れない。

八幡「……別に、雪ノ下さんが思うようなことは何も」

陽乃「わたしが思うようなことって何かなー、気になるなー、教えてよ比企谷くん」

めぐり「は、はるさん!!」

そこで、めぐりさんのものとは思えない大きな声が響く。

めぐりさんってそんな大きな声出せたのか……と驚いていると、陽乃さんも少々意外そうな顔でめぐりさんの方を見つめていた。

一瞬、一瞬だけなのだろうが、沈黙がその場に降りてきた。だが、その一瞬はずっと長い時間のように思えて、俺は呼吸することすら忘れた。


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