過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
1- 20
385: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/03(金) 22:31:40.95 ID:OOCbjpFBo
そしてそれから数度、家庭科室と体育館を行き来し、雪ノ下たちが作ったケーキを次々と体育館に運んでいく。もうだいぶ体育館の近くにも一般生徒たちが集まってきており、開放を今か今かと待ちわびている。

そしてこれで何度目か、再び家庭科室の中に戻ってくると、テーブルの上にはもうすでにケーキはなかった。

室内を見やれば、中には雪ノ下と由比ヶ浜の二人しかいない。しかしオーブンはフル稼働しており、ウィーンという音と、甘い匂いがしてくる。

八幡「お、もうねぇのか?」

雪乃「ええ、今作っている途中よ。まだそこそこ掛かるから、あなたと城廻先輩は体育館に先に戻って運営の手伝いをしてもらえるかしら」

結衣「あたしはまだゆきのんのお手伝いするからね!」

八幡「分かった。じゃあ先に体育館行ってるな」

めぐり「二人とも、頑張ってね」

そう言いながら、俺とめぐりさんは家庭科室を後にする。まぁ雪ノ下が残るなら後はなんとかなるだろうと思いながら、廊下を歩き始めた。

その道中で、めぐりさんがとんとんと俺の肩を叩いてきた。振り向いてみれば、めぐりさんがふふっと微笑みを携えながら俺の顔を見上げている。

ほんわかとした笑みに思わずどきりと鼓動が早くなるのを感じたが、それを悟られないように極めて冷静になるように意識した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
658Res/446.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice