過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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416: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:24:37.40 ID:XUWGGcgGo
ふと、前に平塚先生と留学の話を僅かにしたことを思い出した。

──うちの学校は国際教養科もあるからな。留学志望の子もいるんだ。そういう子たちは早い段階から準備が必要だから、通常の学校よりも早いかもしれないな。

──ああ、でも葉山は出しに来ていたな。
以下略



417: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:25:03.81 ID:XUWGGcgGo
八幡「……なんでもっと早く言わなかったんだ」

留学するから三浦を振る。それで納得するかどうかはさておいて、まだ一応分かるには分かる。

だが、留学するという選択肢を取るのならそれはそれで隠す必要などないのではないか。もっと早く大っぴらに国際教養科に行くと宣言してしまえば良かったものの。
以下略



418: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:25:44.18 ID:XUWGGcgGo
葉山「でも、優美子まで留学は出来ない……それで優美子の進路に影響を出すわけにはいかない……」

八幡「……」

葉山「……いや、結局言い訳を重ねて、優美子の想いを受け止められなかっただけかもしれないな」
以下略



419: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:26:10.94 ID:XUWGGcgGo
しばらくその笑みを浮かべていた葉山だったが、ふと真顔になると真っ直ぐに俺の瞳を射止めるように見つめてきた。

葉山「俺は優美子の気持ちに応えられなかった。だから君にはちゃんと応えてやってほしい──彼女たちにね」

八幡「……お前に何が分かる」
以下略



420: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:26:37.14 ID:XUWGGcgGo


   ×  ×  ×


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421: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:27:04.24 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あ、八幡!」

材木座「む、これは八幡!!」

八幡「ん、戸塚か」
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422: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:27:36.24 ID:XUWGGcgGo
材木座「はぽんはぽん、この甘ったるい雰囲気は我らには受け難いものだな。そうだろう、八幡!!」

八幡「そういえば戸塚、お前もなんかこれに書いていったらどうだ?」

戸塚「このメッセージボード、八幡が考えたんだよね! すごいなぁ、ぼくもなにか書いていこうっと」
以下略



423: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:28:18.56 ID:XUWGGcgGo
戸塚と材木座と話していて少々先ほどまでの陰鬱な気分がいくらか晴れたことを感じながら、たくさんのメッセージカードが貼られたボードを見渡す。

戸塚「みんな色々書いてるね」

本当、ただ自由に書いて貼るだけなのによくもまぁこんなに好評だったものだ。考えたの俺なんですけどね。
以下略



424: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:28:44.87 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あはは、みんな色々書いてるね」

うん、本当に色々書いてる、自由過ぎると言えるな。特に海老名さん。いやもうほんと早々にその夢は諦めていただきたい。

強いて言えば七夕でもないのに願い事関係が多い気がする。まぁ最初に書いた俺が小町の受験の成功を願うものだったし、別にいいっちゃいいのだが。
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425: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:29:14.08 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あ、ぼくも自分の力でなんとかしなきゃいけないことは書かない方がよかったかな……」

そう呟く戸塚のメッセージカードにはこう書いてあった。

『テニス部にたくさん新入生が入ってきますように!』
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