過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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420: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:26:37.14 ID:XUWGGcgGo


   ×  ×  ×


以下略



421: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:27:04.24 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あ、八幡!」

材木座「む、これは八幡!!」

八幡「ん、戸塚か」
以下略



422: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:27:36.24 ID:XUWGGcgGo
材木座「はぽんはぽん、この甘ったるい雰囲気は我らには受け難いものだな。そうだろう、八幡!!」

八幡「そういえば戸塚、お前もなんかこれに書いていったらどうだ?」

戸塚「このメッセージボード、八幡が考えたんだよね! すごいなぁ、ぼくもなにか書いていこうっと」
以下略



423: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:28:18.56 ID:XUWGGcgGo
戸塚と材木座と話していて少々先ほどまでの陰鬱な気分がいくらか晴れたことを感じながら、たくさんのメッセージカードが貼られたボードを見渡す。

戸塚「みんな色々書いてるね」

本当、ただ自由に書いて貼るだけなのによくもまぁこんなに好評だったものだ。考えたの俺なんですけどね。
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424: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:28:44.87 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あはは、みんな色々書いてるね」

うん、本当に色々書いてる、自由過ぎると言えるな。特に海老名さん。いやもうほんと早々にその夢は諦めていただきたい。

強いて言えば七夕でもないのに願い事関係が多い気がする。まぁ最初に書いた俺が小町の受験の成功を願うものだったし、別にいいっちゃいいのだが。
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425: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:29:14.08 ID:XUWGGcgGo
戸塚「あ、ぼくも自分の力でなんとかしなきゃいけないことは書かない方がよかったかな……」

そう呟く戸塚のメッセージカードにはこう書いてあった。

『テニス部にたくさん新入生が入ってきますように!』
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426: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:29:40.40 ID:XUWGGcgGo
戸塚「でもこういうのいいよね、自分の思いを書けるっていうの」

八幡「そこまで深く考えてたわけじゃないんだけどな……」

戸塚「そうなの? でも言葉では言いづらいことでも、文字でなら書けることもあると思うんだ」
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427: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:30:26.37 ID:XUWGGcgGo
つってもな、メッセージボードに貼られているカードの枚数はもうだいぶ多い。さっきは運良く知り合いのものをいくつか見つけられたが、ここからめぐりさんの物一枚を捜すのは手間が掛かりそうだ。

しかし、その懸念は一瞬で晴れた。

たまたま見上げた、昨日俺が貼った小町の受験合格願いの横に、何故かほんわかする印象を受ける文字で書かれたメッセージカードが貼られていたからである。
以下略



428: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:31:20.93 ID:XUWGGcgGo


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以下略



429: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:31:49.38 ID:XUWGGcgGo
八幡「……」

カツンカツンと俺の足音が人気のない廊下に響き渡る。

2月14日。
以下略



430: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/09(木) 02:32:23.72 ID:XUWGGcgGo
もしも、もしも。

もしも、俺の思ってしまっていることが、勘違いじゃなかったとしたら。

八幡「……俺も、葉山のことは笑えないな」
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