過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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474: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:10:53.11 ID:26NCCmweo
いろは「聞きますよ、先輩。何があったんですか」

八幡「……めぐりさんに告白されそうになる前に振った」

いろは「は?」

先ほどまでの優しい表情はどこへ行ったやら、一瞬でこいつは何を言ってるんだとでも言いたげな顔になった。

いろは「……なんで、城廻先輩を振ったんですか」

八幡「や、その……めぐりさんはもうすぐで大学に進学するだろ。きっとそこでも色々な人と出会う機会がある」

言葉を進めるにつれ、一色の顔に浮かぶ疑問の色が濃くなっていった。こいつマジで言ってんのみたいな視線が痛い。

八幡「俺なんかといてもいいことなんてないだろうし、それで大学でいい出会いをふいにしてもめぐりさんが可哀想だろ。だからめぐりさんのために俺は」

いろは「馬鹿じゃないんですか」

俺の言葉が言い終わる前に、一色がばっさりとそう切り捨てた。

いろは「城廻先輩は本当に先輩のことが好きだと思ってるはずです。少なくとも、わたしはそう感じてました」

八幡「お、おう……」

いろは「それが大学でいい人探せなんて言われたら、そりゃ城廻先輩も泣きますよ……」

はぁ〜と呆れたようなため息をつかれた。こめかみを指で押さえながらため息をつくその姿は、どこか雪ノ下の仕草に似ている。

だが俺のこれとて真面目に考え抜いて出した結論だ。一言で切り捨てられる道理はない。


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