過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
1- 20
582: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/08/07(金) 23:29:47.10 ID:OFktixYeo
結衣「……ヒッキーってさ、本当にめぐり先輩のことが好きだよね」

八幡「は?」

横から唐突に掛けられたその声に反応してそちらを向いてみると、由比ヶ浜が俺の方を見ていた。

その由比ヶ浜の顔には、どこか温もりのある優しい微笑みが浮かべられている。

八幡「いきなりなんだよ……」

まぁ、そりゃ好きだけど……かといって、他の人にいきなり指摘されると小っ恥ずかしいものがある。

そもそもなんでいきなりそんなことを言い出したのかと困惑した目線を送ると、由比ヶ浜は少し言い難そうにしながらも言葉を続けた。

結衣「なんていうかさ、今、めぐり先輩のことを見てたヒッキーの顔……すっごい優しいっていうか、あったかいって感じだったんだよね」

八幡「見んなよ、恥ずかしいだろ……」

つい反射的にそんな憎まれ口がこぼれ出てしまう。

いや、本当に恥ずかしいからやめてね? この前めぐりさんが俺の家に来た時、小町にもほとんど同じようなことを言われたけど、そういうこと言われても反応に困るから。

だが、由比ヶ浜は生暖かい視線を俺に向けるのをやめてくれない。

結衣「えぇー、でも、さっきみたいなヒッキーの表情、今までに見たことなかったもん……」

いろは「そうですねー、先輩あんな顔できるんだなーとか思いました」

八幡「おいお前らもうやめろ、やめて、やめてくださいお願いします」

一色まで話に乗っかってきて、俺はやや涙目になりながらやめてくれと懇願する。

しかし由比ヶ浜と一色はそのニヤニヤとした笑みを向けてくるのをやめない。やっぱ君たち振られたのめちゃくちゃ根に持ってるでしょ?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
658Res/446.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice