過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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6: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/07(日) 13:39:46.66 ID:kRvT0Aa5o
めぐり「あっ、比企谷くーん!」

八幡「えっ、ちょっ、城廻先輩」

男1「あっ、待ってよ君ぃー!」

そのまま城廻先輩はがばっと抱きつくようにして俺の手を取ると、そのまま俺のことを強引に引っ張りながら駆け出した。

めぐり「待ってたんだからね!」

八幡「あ、ああ、すんません……」

あのチャラそうな兄ちゃん達から離れるための演技だということには一瞬で気が付いた。

しかしそれは分かってはいても、腕にめぐり先輩の体温を感じてしまうと、つい鼓動が早くなる。

さっきまで感じていた寒さも吹き飛び、身体中が一気に熱くなったような感覚を覚えた。近い近い柔らかい近い近いいい匂い近いめぐりん可愛いよめぐりん。

めぐり「ごめんね、比企谷くん。ちょっとだけ付き合ってね」

八幡「えっ、城廻先輩!?」

めぐり先輩は耳の傍でそう小声で囁くと、俺の腕を取ったままそこから逃げるように走り出した。

後ろからあのチャラい兄ちゃん達の声が聞こえてきたが、一瞬振り返ってそちらの方を見てみると追いかけてくるつもりはなさそうだった。

それなら良かった、こんな町の中で鬼ごっことか勘弁して欲しいし。

そんなことを適当に考えながら、俺の手を引っ張って走るめぐり先輩についていった。




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