過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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62: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/08(月) 23:06:02.83 ID:CozIzlQ4o
しかし、俺に最終決定権が委ねられているというのであれば答えは一つだ。前回とは違ってもう一色の泣き落としは食らわんぞ! 今度こそ俺は、俺は社蓄ライフを回避するんだ! と決意を強く固めた時、ぽんと優しく肩を叩かれた。

振り向いてみれば、めぐり先輩がほんわか笑顔を浮かべて俺の顔を見ている。

めぐり「比企谷くん達が手伝ってくれると、私は嬉しいなぁ」

八幡「うっ……!」

めぐり先輩の無垢な目線を向けられた俺の精神がぐらっと揺れた。小町の云々によって年下からの泣き落としに弱いと思えば、実は俺、年上からの頼みにも弱いのかもしれない。もうそれ断れない日本人の典型じゃねぇか。

さてどうやって返事をしようと思っていると、めぐり先輩はさらに言葉を続ける。

めぐり「今回のイベントは、私もお手伝いするからね」

八幡「城廻先輩も?」

思わずそう聞き返してしまった。めぐり先輩はとうに生徒会を引退した身であり、また自由登校期間なので学校に来る強制力すらないはずだ。

そう疑問に思っていると、めぐり先輩はあはっと笑う。

めぐり「このイベントはね、三年生も参加するんだよ。もちろん、受験が終わってる人が中心にはなりそうだけどね」

八幡「そうなんですか……」

二月十四日……大学受験の日程に詳しい訳じゃないが、まぁ終わっている人は終わっているのだろう。全員ではないのだろうが。


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