過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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64: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/08(月) 23:07:04.16 ID:CozIzlQ4o
八幡「……いいか?」

結局断りきれなくてすまんと雪ノ下の方を向くと、雪ノ下は深々とため息をついていた。

雪乃「はぁ……仕方がないわね」

しかし言葉の上ではそうは言っても、雪ノ下の表情を窺ってみるとそこまで嫌そうには見えない。そしてその隣にいる由比ヶ浜は元々賛成派だったので、喜びながら一色とハイタッチをしていた。

いろは「それではよろしくお願いしますね、結衣先輩!」

結衣「うん、こっちもよろしくね!」

別に奉仕部がいなくても十分みんなの思い出になりそうなイベントくらい出来そうなんだけどなーって考えるも、今更そんなネガティブ意見を言い出せる雰囲気ではなくなったので心の中に留めておいた。

部室の時計を見ると、もうそろそろ帰宅してもいい頃合だ。詳しい打ち合わせは明日以降になるだろう。

八幡「一応聞いておくけど、今回は時間は平気なんだろうな……あと答辞と送辞は大丈夫なのか?」

いろは「大丈夫だと思いますよー。バレンタインデーは来週の金曜日ですし、卒業式まではまだあと一ヶ月あるんでゆっくり考えます」

まだあと一ヶ月って言う奴ほど後でもう一ヶ月経ったのとか抜かすんですけどね……。まぁ、フリーペーパーの時のように日程に不安があるわけでもなく、文化祭やクリスマスイベントの時のように人材に不安があるわけでもない。

それなら平気かと、少しでもポジティブに考えることにした。

雪乃「それでは今日は解散にして、また明日以降詳しい段取りを話し合いましょう」

雪ノ下がそう締めると、各自自分の荷物をまとめはじめた。

また明日から仕事の日々かぁ……と心の中で愚痴りながら読みかけの本を鞄の中に入れる。俺にも社蓄の両親の血が流れているんだなぁとしみじみと感じる今日このごろです。

八幡「じゃ、帰るか……」

いろは「あっそういえば先輩、どんな感じでプリクラ撮ったのか教えてくださいよー」

えっ、またその話蒸し返すの!?


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