過去ログ - 勇者「魔王と仲良くなってから」淫魔「ボクたちの思い出」【R-18】
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58: ◆/ZsuQ/MGAE[saga]
2015/07/18(土) 22:39:32.45 ID:s46X1x/cO
(続き)宵闇に震える声
(魔王軍の砦・執務室)



狼「主さん、捕虜を連れてきたよ」

吸血鬼「捕虜じゃと!?お主、なんてことを……」

隊長「…よぉ、主さん」
僧侶「この人が、この砦の…」
弓使い「……!」

吸血鬼「…なるほど、そういうことか。妾が面倒を見る故、地下牢に4人まとめて入れておくのじゃ」

狼「あいさ。それじゃ」
弓使い「っ!」スチャ
狼「甘いっ!」バシッ!
弓使い「あっ…!」

狼「半端者をナメちゃダメさね!さ、着いてきな!」


・・・・・


ガチャン

狼「…閉じ込めといてなんだけど、悪い扱いはしない。
  夜中になれば主さんが来るから、誰か一人は起きててもらえるかい?」

弓使い「くそっ…牢に入れといて悪い扱いはしないとか、何を言ってやがる!」

僧侶「落ち着いてください。砦の主と話すのは、やはり隊長さんが適任でしょう」

隊長「だな…後は女戦士からも話を聞きたいし…おーい?」

女戦士「ん…んー……あれ、ここは…?」

狼「砦に逆戻りさね。それじゃ、また夜中に」スタスタ


隊長「しかし、参ったな…まさか捕まるとは」

弓使い「なんであの時、あの女を倒さなかったんだよ!?」

隊長「…弓使い、あいつの素早さは身を持って知ったろ?」

弓使い「でも!」

隊長「でもも何もない。あの速さじゃ俺が手を出してもその前に女戦士が殺されてた。
   それと、これは砦に侵入できた…と言う好機じゃないか?」

弓使い「くっ…」


女戦士「腕と頭が痛い…」

僧侶「変化魔法の後遺症ですね…一晩寝れば落ち着くとは思いますが」

女戦士「あ…でも、勇者に報告しないと…」

僧侶「…勇者さん」

隊長「どうした?」

女戦士「ここの主さん、吸血鬼っていうんだけど…自分が半端者だから、昔いじめにあったって…」

隊長「あぁ…それで、人間も魔物も信頼できないのか」

女戦士「うん…後、ここの純粋な半端者は、さっきの狼さんと、吸血鬼さんだけだって」

隊長「狼…だからあんなに素早かったのか」

僧侶「次は人造人間でも出てきそうですね」

隊長「そういうこと言うと出てくるんだからやめとけ…
   まあ、この砦が魔王を嫌う理由が分かっただけでも大収穫だな」

僧侶「…では、続きはお二人に任せてもいいでしょうか?」

女戦士「うん…でも僧侶さん、回復魔法ちょうだい」

僧侶「もちろんです。回復魔法・改」キラキラ…


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