過去ログ - 【艦これ】叢雲アフター【短編SS】 -SS速報VIP

過去ログ - 【艦これ】叢雲アフター【短編SS】

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21: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 20:50:40.51 ID:fUd9kQt+o
「ふふ、いやらしい」

「ほう」

22: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 20:55:18.03 ID:fUd9kQt+o
「何が”いやらしい”のか教えてくれないか、叢雲？」

「え、や･･･だって。アンタだって」

「俺は普通に、二人きりで静かな時間を過ごしたいと思っただけだが」

23: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 20:56:01.91 ID:fUd9kQt+o
「俺も、同じことを考えていたからな」

「え、ちょっと。それってどういう――」

24: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 20:57:30.53 ID:fUd9kQt+o
キスまでは、許してもいいのかもしれない。

どこまで許したらいいんだろう、という最初の問いに対する答えが、ふいに浮かんでくる。

25: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 20:59:20.19 ID:fUd9kQt+o
さっきは意気地なく止まったくせに、提督の手が今度は私の肩から背中まで伸びて来て。

ぐっと、私はそのまま強く抱き寄せられる。何よ、やれば出来るじゃない。

26: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 21:00:25.06 ID:fUd9kQt+o
キスしたい。

思ったのは、そんな単純な願い。

27: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 21:02:15.49 ID:fUd9kQt+o
それは目の前のコイツも一緒のようで、私の唇に向かって自分の顔を近づけてくる。

止めなきゃいけないのに･･･。

28: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 21:03:33.98 ID:fUd9kQt+o
ドタバタドン！

物凄い音を出しながら、私と提督が自分の席に戻る。

い、痛い･･･。どうやら座るときに膝を打ってしまったみたい。

29: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 21:04:32.16 ID:fUd9kQt+o
「叢雲、どうしたの？顔が赤いわよ？」

「暑い、今日は暑いからかしらね！」

30: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/06/07(日) 21:05:25.96 ID:fUd9kQt+o
「あのね司令官。暁たちは重大な事を聞き忘れていたの」

「ん、なんだ？」

「お菓子はいくらまで？」

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