過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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129: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/06/15(月) 00:47:43.10 ID:wLEbShnIO


(……こういうのは最初が肝心だからなー。艦娘としてナメられちゃなんねーぜ)


 腕を組んで歩く眼帯の少女――艦娘、天龍。

 彼女を案内するのは、海域で彼女を保護した大井と山城。

 本当はもう一人駆逐艦が居たのだが、そこ小型故の身の軽さを活かして早々に何処かへと行ってしまった。

 何とか探そうかと試みたものの、結局は見付からず――――あまり提督を待たせてはならぬかと、三人で肩を並べて執務室を目指す事にした。

 そんな彼女――天龍が考えるのは、実にシンプルな事だ。


(それに……どんな指揮官だか判らねーからな。無謀で艦娘突っ込ませる奴は『論外』だとしても……腰抜けじゃ話にもなんねー)


 だから一発、どれほどのものか確かめさせて貰おう。

 お眼鏡にかなわない奴なら艦娘から働きかけて矯正すればいいし、見極めってのは命に関わる以上、なあなあには出来ない。

 などと考えながら、天龍は颯爽と扉を開いた。

 口の端をニヒルに攣り上げて、顔に角度を付けて、歴戦っぽく眼帯を強調して。


「オレの名は天龍。フフ、怖――――」

「てめーどこに隠れやがったァァァァ――――――ッ! 出てこいオラァァァァ――――ッ! こんなもんじゃあ済まさねーッ!」

(――――怖ええええええええええええええ!?)




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