過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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23: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/06/07(日) 19:15:10.21 ID:ls1echYxo


 司令官ならば、事の推移を真剣な面持ちで見守るべきだろう。

 だが仗助には、余りにも遠い。未だに現実感が感じられないのだ。

 ただ呆然と、何の事か――と海の方を眺めるにとどまる。


(こんな事なら……億泰の奴からもっとちゃんと聞いとくべきだったぜ)


 そこまで真剣味も持たずの流し聞き。

 どちらかと言えば、軽くヒいていた方が強い。

 そうすれば、このスタンド能力――としか思えない――の攻略の糸口にもなったろうが。


(でも確か……なんつってたかな……大破がどうとか、轟沈がどうとか……)


 記憶を反芻する仗助。その手に持った通信機が震えた。

 加賀だ。


「なんスか、加賀さん」

『……すみません、しくじりました。甲板がやられたわ』

「甲板が……」


 深刻だと言うのは口ぶりから分かる。

 だとしても、未だイマイチ飲み込めぬ仗助に、


『……まだ戦えます。鎮守府には一隻も向かわせない』


 長い沈黙の後、そうとだけ告げる加賀。

 聞いた瞬間。

 仗助は決断していた。ぼんやりとしていた彼の瞳に――火が灯る。


「……加賀さん、そっから逃げられますか? 戦いはいいから、撤退してくれ」

『……退いたら、鎮守府に敵が向かいます』

「いいから、逃げるンだよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ! 提督の指示に従うんじゃあねーのかよッ」



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