過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2015/06/07(日) 19:23:22.79 ID:ls1echYxo
有無を言わさぬ仗助の口調に、加賀からの返答は沈黙。
だが、彼女の――まだ会って間もない彼女の性格を考えるのであれば――従う筈だ。
あとは、無事に辿り着く事を祈るしかない。
そして仗助がやる事は――
(億泰の野郎じゃあねーけど、四の五考えてるヒマはねーぜ)
彼がすべき事は――状況に戸惑う事でも、訳が分からずに流される事でもない。
加賀の声から分かった。
彼女はのっぴきならない、抜き差しならぬ状況に居るという事が。
そして同じく――それでも彼女は決断したのだ。大して付き合いがない仗助が居る鎮守府に、敵を向かわせないと。
或いは、仗助はどうでもよく。
ただ、鎮守府を守ろうとしているだけかも知れないが……。
(それでも構わねー。加賀さん……あんたの声は、『覚悟』している声だった)
取り出した櫛で、髪を整える。
(理屈も何も判らねーし何を考えてるのかイマイチ判らねーけどよォ〜〜〜〜〜〜)
すうと、息を吸い――そして吐き出す。
(あんたは、『この鎮守府に敵を向かわせない事』に必死だった。最初から……そこんとこだけは確かだ)
ならば――
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