過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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297: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/06/28(日) 01:03:04.43 ID:eY4WtG97o

 耳元で囁く仗助と、無表情で手の甲を叩く加賀。

 それらを視界に収めた瑞鶴は、またしてもきょとんとして言葉を失っていた。


(だから、いいっすか? 承太郎さんは怒らせたらやべー類の人なんだから、喧嘩とか売るのは――)

(……喧嘩は売ってません)


 心外だと呟く加賀。

 彼女は彼女なりに仗助の言葉を守っているだろう。加賀の中では、挑発も軽蔑もしていない。

 後輩を思っての指導なのかもしれない。

 だが、どっからどう見てもあれは――傍から見れば喧嘩を売っているのと同じだ。

 その証拠に――。

 硬直から解除された瑞鶴が、加賀が言わんとしていた事の先を想像して眦を吊り上げた。

 明らかに嫌いとか、苦手とか、そういう様々な感情が覗いている。

 二人の関係は思った通りだったと、仗助は溜め息を漏らす。

 となればここは、先手を打って仗助が間を取り持つべきであろう。

 そうすれば加賀は兎も角、瑞鶴は判ってくれるかもしれない。提督同士が知人である、と。


「す、すんません承太郎さん! どーも、お待たせしました!」


 そのまま、頭を下げる。加賀が不満そうに手の甲を叩く。

 時間通り――どころか五分前には来ている。そう言いたいのだろう。謝る必要はない、と。




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