過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
1- 20
32: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/06/07(日) 20:02:17.59 ID:ls1echYxo


「当然……そんな状態で開いたり閉じたりは、危ねえよなぁ……。『灯油が入ったバケツの近くでキャンプファイヤーする』みてーによォォォォォオ〜〜〜〜〜!」


 零れ落ちるのだ、弾薬庫に。

 そして、扉は閉じ切らない。僅かな異物が噛み合って、ホンのちょっぴり――ホンの少しだけ生まれてしまった空洞。

 その空洞には、さながら砂糖菓子を運ぶ蟻のように火薬が列を為しており、その列の両端に繋がるのは弾薬庫と砲身。

 そんな状況で、砲塔に納まった砲弾を撃ち出そうと撃発したのならば――


「やれやれ、実にグレートな花火ですよ……コイツぁ」


 ――砲塔ごと、吹き飛ぶッ!


 火薬が見事に導火線の役割を果たし、撃針された雷管の生み出す小爆発のパワーが引火を起こす。

 結果肉体の中腹に砲塔を位置させた軽巡洋艦級深海棲艦は、コナゴナに吹き飛んだ。


 そのまま、呆然と眺める加賀の腕を振りほどく仗助。


「大丈夫っスか、加賀さん」

「ええ……こんなの大した事な、い――!?」


 ほんの強がりであった筈なのに。

 まさしく――本当に大したことがない。

 いや、傷が――ないのだッ! 文字通り、完全にッ!


「傷が……一体、どんな原理で……」

「打ち所が良かったんじゃあないっスか?」

「そんな筈は……、……、……まあいいでしょう」



←To be continued...




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/526.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice